しじみの基礎知識

しじみのデトックス効果

日本人が健康サポート食材として昔から尊んできたしじみ。
そうした中でも特に注目されているのが、しじみのデトックス効果ではないでしょうか。デトックスとは体に毒になるものを解毒し、体外へ排泄させること。
あの小さなしじみがもつデトックス効果は、どのようなものなのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

しじみに含まれるデトックス物質

オルニチン

しじみの代表的な成分といえば、オルニチン。オルニチンの効果の一つが、疲労物質であるアンモニアを無毒化するというものです。体が疲れていると体内に溜まってしまうアンモニアは人体にとって有毒な物質です。健康で若い人であれば肝臓の代謝機能によって尿素に変換され、体外へ排泄されます。しかしアルコールの多量摂取などによって肝機能が低下している人や高齢者の場合、血液中のアンモニア量が代謝されないまま増加し、放置しておくと意識障害などを起こすこともあります。

オルニチンはこの血液中のアンモニアを分解・無毒化することで肝臓の負担を軽減し、疲れの緩和に役立ちます。

タウリン

タウリンは、特にアセトアルデヒドの分解・排出を早めます。アセトアルデヒドはお酒のアルコール成分が代謝される際に発生する成分のこと。これが体や肝臓に残っていると、各器官に大きな負担をかけてしまいます。

しじみの成分タウリンは、アセトアルデヒドの分解酵素を活性化させる物質で、アルコールの分解を早めて肝臓への負担を軽減。アルコールの飲み過ぎによる脂肪肝の予防にも役立ちます。脂肪肝は慢性肝炎や肝硬変を誘発するため、飲酒の習慣がある人は、とくに注意が必要です。

メチオニン

私たちは海産物や魚を食べ、水道水を料理に用いて生活しています。この魚や水道水から、体に有害な重金属が蓄積してしまうことがあります。他にも、排気ガスやタバコ、殺虫剤などの日常生活のあらゆる場面で、重金属の危険性が潜んでいます。そのため、いかにこのような有害な毒素を排出していくかが大切です。

その点、しじみに含まれる必須アミノ酸メチオニンは、抗酸化作用をもつセレンとともに働き、体や脳に蓄積される有害な重金属を体外へ排出してくれる頼もしい物質です。重金属ばかりでなく、さまざまなアレルギー物質も排泄してくれます。

しじみのデトックス作用で期待できる健康効果

肝機能を高める効果

しじみは、アンモニアをはじめとする疲労物質、ホルムアルデヒドなどの毒素、余分な脂肪など、体にとって害になるものを無害化してくれることを述べてきました。これらをすべて肝臓で処理するとなれば、その負担は計り知れません。肝臓は痛んでいても症状がわかりにくいことから、「沈黙の臓器」と呼ばれる臓器です。

成長ホルモンを増やす効果

若々しく健康でいるためには、つねに体の細胞を活性化させる成長ホルモンが欠かせません。このホルモンは子供の頃は多く、加齢と共に減っていきます。そんな成長ホルモンの分泌を年齢に関係なく増やしてくれるのが、しじみです。アルギニン、トリプトファン、グリシン、チロシンなどのしじみの成分が成長ホルモンの分泌を増加させ、若々しくエネルギーに満ちた体づくりをサポートします。

人間の体は常に新陳代謝を繰り返し、細胞が新しく生まれ変わることで若々しさを保っています。しかし年齢とともに新陳代謝がパワーダウンし、人の生命活動も低下してしまいます。しじみの働きは、体全体の代謝を活性化することで細胞や筋肉、皮膚、骨、髪などすべての再生能力を高めてくれるのです。